千葉市
<オンブズマン連絡会議>都道府県や政令市の「通信簿」発表
全国市民オンブズマン連絡会議(名古屋市)は28日、都道府県や政令市、中核市に義務付けられている包括外部監査の内容を評価した2017年度の「通信簿」を発表した。
122自治体を対象に評価し、少子高齢化施策を雇用確保の切り口で検証した青森県▽専門知識が必要な情報システムを監査人自らがチェックした埼玉県▽市立学校を調べ貧困による教育格差や教師の過剰労働問題に切り込んだ札幌市--の3県市の監査人を優秀賞に選んだ。最優秀のオンブズマン大賞は該当なしとした。
一方、15年度の監査を受けた自治体の対応についての評価結果も公表。3年連続で総合評価が低かった、茨城県▽千葉県▽山梨県▽鹿児島県▽仙台市▽千葉市▽横浜市▽名古屋市▽京都市▽熊本市▽郡山市▽八王子市▽富山市▽姫路市▽尼崎市▽倉敷市▽福山市▽長崎市--の18県市に「レッドカード」を宣告し、改善を求める要望書を送った。同会議の浜島将周弁護士は「通信簿は自治体の問題点を指摘しており特に地方議員の方々に活用してもらえれば」と話した。